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1974年
早稲田大学教育学部生物学研究科 卒業
1976年
新潟大学大学院理学研究科修士課程 修了
1983年
医学博士(昭和大学)
1999年4月〜現在
昭和大学医学部第1解剖学教室・主任教授 
昭和大学大学院医学研究科細胞構造分野・教授
昭和大学ハイテクリサーチセンター研究員
虚血性神経細胞死の機構解明と細胞死防御法の研究
GPCRリガンドの機能形態学的研究
神経細胞および下垂体前葉細胞の個体発生と分化制御機構の研究
2001年8月〜現在
米国Tulane大学・Adjunctive Professor of Medicine
2002年11月〜2004年9月
科学技術振興機構・研究成果最適移転事業(岡田代表)・研究サブリーダー
2002年4月〜2004年3月
厚生労働科学研究補助金・ヒトゲノム再生医療等研究事業・
研究領域(岩倉代表)
「新規腸管増殖・再生因子のクローニングに関する研究」研究分担者
2000年10月〜2002年10月
科学技術振興事業団・戦略的基礎研究推進事業(CREST)・研究領域
「生体防御のメカニズム」(岡田代表)研究分担者
1997年4月〜1999年3月
昭和大学医学部第1解剖学・助教授
PACAPの神経細胞死抑制機構の研究
1993年7月〜1994年12月
米国チューレン大学・日米生物医学研究所・Visiting Associate Professor
PACAPの脳と精巣における形態学的研究
1983年10月〜1997年3月
昭和大学医学部第1解剖学・講師
視床下部ホルモン産生ニューロンの機能形態学的研究
1976年4月〜1983年9月
昭和大学医学部第1解剖学教室・助手
脳脊髄液接触ニューロンの形態学的研究
  1. 虚血性神経細胞死の機構解明と細胞死防御法の研究
  2. GPCRリガンドの機能形態学的研究
  3. 神経細胞および下垂体前葉細胞の個体発生と分化制御機構の研究
1999年5月〜現在
昭和大学基礎系電子顕微鏡室運営委員会 委員長
2005年5月〜現在
昭和大学学生海外実習・研究推進委員会 小委員長
2007年6月〜現在
昭和大学動物実験施設長
学術評議員
日本解剖学会評議員(1998年〜)、同学会教育委員(2001年〜2006年)
同学会海外交流委員会委員(2007年〜)
日本組織細胞化学会評議員(1997年〜)
日本臨床電子顕微鏡学会評議員(2002年〜2005年)
日本臨床分子形態学会評議員(2005年〜)
日本アロマセラピー学会評議員(2000年〜)
日本肥満学会評議員(1999年〜)
日本糖尿病動・肥満物学会評議員(2007年〜)
学会幹事
日本比較内分泌学会、日本下垂体研究会
国際神経ペプチド学会日本支部
世話人
GPCR研究会
理事
日本アロマセラピー学会(理事長)、日本糖尿病・肥満動物学(常務理事)
核酸・核タンパク機能性研究会(常務理事)、VIP/PACAP 国際学会(理事)
Regulatory Peptides 国際学会(理事)
会員
北米神経科学会、ニューヨークアカデミーサイエンス、欧州神経ペプチド学会
学術雑誌などの編集委員
日本解剖学会学会誌編集委員(2009年〜)
日本組織細胞化学会学会誌編集委員(2005年〜)
日本アロマセラピー学会誌編集委員(2003年〜)、委員長 (2003年〜2006年)
ミクロスコピア 編集協力(2007年〜)
“Current Pharmaceutical design” Editorial Board (2002-)
“Peptides” Editorial Board (2004-)
“The Open Medical Chemisty Journal” Editorial Board (2007-)
“International Journal of Peptides” Editorial Board (2008-)
“Regulatory Peptides” Editorial Board (2009-)
“Journal of Molecular Neuroscience” Editorial Board (2009-)
“Anatomical Science International” Section Editor (2009-)
“Acta Histochemica & Cytochemica” Editorial Board (2009-)

 研究はよりよき教育の糧となり、診療は活きた教育の場を与えてくれることはいうまでもありません。しかし臨床医学を修得するのに際し、基礎医学の講義と実習で培った知識と経験は必要不可欠であるといっても過言ではありません。この意味からも、医学教育の要となる解剖学、組織学、発生学は人体の構造と機能を把握するうえで必須の科目であるといえます。人体の正常な構造とその機能の詳細を知るためには組織学実習が最適であり、組織学実習を通して会得することになる注意深い観察力は、将来一人前の医師になるために必要不可欠なものと信じております。

 過去20年以上にわたり解剖学・組織学の現場に携わった自分の経験からみますと、近年の厳しい受験戦争を勝ち抜くために断片的な知識の詰め込み教育を受けた学生は、ともすれば知識が先行し視野が狭く、総合的なものの考え方や見方が非常に欠落しているように感じられます。現在および将来において医学教育に求められているのは、断片的な知識を整理・統合して自分の頭で考え、自ら判断して事に対処することのできる柔軟な物の考え方のできる学生を養成することであると思います。そのためには、単なる知識の詰め込み教育ではなく、判断力あるいは創造力の養成に主眼をおいた講義と実習指導を行い、個々の学生に適したきめ細かい個性教育を行うことが必須であると私は考えております。講義・実習に際しては、第一解剖学教室で学位を取得して臨床の各科で活躍中の卒業生と教室の大学院生にも学生指導を要請し、より充実した教育スタッフを構築してきめの細かい個人指導を行っていきたいと考えています。

 近年の医学研究の発展は目を見はるものがあり、新しい知識や技術の修得が研究者のみならず臨床医にとっても必要不可欠な時代になってきています。基礎医学分野の最新の情報を収集し、それを取捨選別して自分の研究領域に活用する能力を持ち、基礎理論と応用技術について深く理解することが必要だと思われます。そこで、講義・実習を通して医学研究に対するものの考え方と正しい分析法に基づく創造的な思考法を学生に理解させ、将来医師・医学研究者になるために必要な資質を持つことができるよう教育・指導を行なうつもりです。しかし、将来医師・医学研究者として一人前になるためには、知識や技術の修得だけを目的とした教育だけでは不完全なものだと私は考えています。心身ともに病める患者さんに対しては人類愛に基づいた治療の実践が必要であり、そのためには常日頃の心がけが非常に大切であると思います。研究のみならず講義・実習を通して各人が豊かな人間性をもつことができるように教育指導をしていきたいと考えております。

 組織・細胞学の研究分野では、ここ数年の急速かつ飛躍的な分子生物学の発展に伴い、分子生物学的手法を用いた研究方法が必要不可欠なものとなっております。組織・細胞学の分野で独創的な研究を行うためには、従来の免疫組織化学法に加えて遺伝子組織化学法を用いた研究が必要となり、さらに遺伝子欠損モデル動物等を用いた機能形態学的研究を行う必要があると私は考えています。私は、過去5年以上にわたり本学および他学の多数の研究者と共に種々の遺伝子過剰発現あるいは遺伝子欠損マウスを用いて、とくに神経細胞死の分子機構の解明と遅発性神経細胞死の防御をめざして機能形態学的研究を行ってきました。私の主要研究テーマであるPACAPという神経ペプチドは、その発見者である有村博士のもとで脳梗塞や脳痴呆の患者への臨床応用が米国ではじまっております。私は、基礎と臨床の研究者と共同して行ってきた脳梗塞・脳痴呆の治療や予防につながる研究を、今後さらに発展させていくつもりでおります。基礎と臨床を問わず他分野の多数の研究者と連携して研究を行ってきた自らの経験と実績を生かし、臨床研究のみならず直接医療の現場にも活用できる研究をめざして進んでいくつもりでおります。過去20年以上にわたる本学の臨床医学研究者との共同研究は、内科・外科を問わず多数の学位論文として実を結んでおります。これまでに本学で行ってきた医学研究の成果は、本学の学部学生や大学院生の教育・研究にも還元され、卒業後も必ずや役立つものと確信いたします。しかし、目標の達成は一朝一夕にして成就できるものではなく、毎日の不断の努力が必要であると思っております。これらの事は自分一人では到底為しえることはできず、教室員および大学院生をはじめとする他の人達の協力が必要不可欠であると思います。今後とも教室の運営には十分に留意し、将来よりよき臨床医と医学研究者を育てるために全力で努力していくつもりでおります。

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