嚥下障害のある患者さんへの服薬支援 投薬上の問題点と工夫

軽度嚥下障害口から薬を飲む時の問題点 −

誤嚥、残留、胃食道逆流などが起こりやすくなります。それに対する対応策として以下のようなものがあります。

誤嚥錠剤を誤嚥すると、窒息、無気肺、気道損傷などが起こすことがあります。

対策1  以下のような薬剤を選択する

  • 小さい錠剤
  • 投与回数の少ない薬
  • 貼付剤、坐剤、吸入剤
  • 口腔内崩壊錠・湿製錠

対策2  以下のような方法で内服する

  • ゼリーやプリンに包む
  • 粥などと一緒に食事中に飲む⇒食事で吸収が悪くなる薬に注意
  • オブラートに包む⇒苦味健胃薬はダメ!

対策3  上を向かないで薬を飲む工夫をする

  • リクライニング位 (図‐1)
  • 首を前屈させて飲む
  • 鼻の部分をカットしたコップを使う (図‐2)

リクライニング位での服用

鼻の部分をカットしたコップを使用する

残留咽頭・食道に薬が残留すると粘膜損傷・潰瘍が発生することがあります。

対策  残留したままにせずに、トロミ水、食事、ゼリーなどで落としこむ

  • ゼリーに包む
  • 服薬後に必ず水(トロミ水)を飲む
  • 薬の吸収に問題なければ、食事中に飲む
    ※ただし、食事中に服薬すると、吸収に影響する薬もあるので注意!
    特に食前、食後30分以外の時間に飲む薬は要注意!!
    また、食間の指示は食事中と勘違いすることがあるので食後2時間と明記・説明する
  • カプセルのほうが残留しやすいので、錠剤を選択する

胃食道逆流逆流が起こり、誤嚥の原因となる

対策

  • 内服後30分は臥床しない(ビスフォネート製剤と同様に)
  • 無理なら30度の傾斜を保つ

粉砕調剤の問題点

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