事業概要

 レドックス反応とは生体内で起こる酸化還元反応の総称であり、その異常はさまざまな生活習慣病に深く関係している。高齢化が進む我が国にとって、生活習慣病といかに賢く付き合うかは、大変に大きな社会的ニーズのある問題である。本事業では、レドックスと生活習慣病の関係を科学的に解明するとともに、その成果を医療や介護の技術開発に応用し、国民の健康長寿に貢献することを目的とする。昭和大学は医・歯・薬・保健医療学部からなる医系総合大学であり、本学各学部、附属病院、附置研究所の連携による融合的研究を進めることによって、疾患・健康に関わる基礎的研究から治療、リハビリ、予防まで多分野からのアプローチを総合的に推進することができる。
 がん、循環器疾患、糖尿病、骨粗鬆症、歯周病、認知症などの疾患は、現在非常に多くの患者数を数えている。これらの疾患はいずれも生活習慣の影響を強く受け、生体内のレドックス反応がその発症進展に深く関わっている可能性が推測されている。本事業では、これらの疾患と関連する具体的なレドックス物質やレドックスシグナルを解明する。こうした基礎研究の成果を細胞機能を制御する技術に展開し、生体の各機能におけるレドックス制御の役割を明らかにする。さらに、その成果を臨床研究の場で検証していく。こうした様々なレベルでの一連の研究から、治療や、機能回復、予防へと、いろいろな段階への応用的研究につなげていく学内の研究ネットワーク体制を構築する。
昭和大学は本邦唯一の医系総合大学であり、多数の附属病院と附置研究所を持つ。本事業の研究を通じて、本学の特徴を最大限に生かす研究体制をより実質的なものにして、本学の研究ブランドとしてアピールするとともに、社会にその成果を還元する。

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