病院概要と研修について

 臨床研修は学生実習とは異なり、まさにon the job training(OJT) 毎日が自らを鍛える場です。しかし、ただ数多くの経験を積むというだけでは、なかなか医療のプロには近づけません。医学教育的な考え方からすれば、目標を立て、方略を練り、行動そして評価を受ける、このようなプロセスを繰り返しながら、問題の設定力や解決力が備わっていくのでしょう。また、とかく専門的な知識・技術の習得に目が奪われがちですが、医師としてのプロフェッショナリズムを考える上で重要な人間性、利他主義といった資質の涵養も必然であり、医系総合大学としての昭和大学が掲げるコンピテンシーがそこにはあります。患者さんの視点に立った安全、安心な医療をいかに提供できるかが問われる訳です。
 これに近づくために当院がどのような研修を実施しているか、このページで少しでも皆さんに伝わればと思います。

詳しくはこちら

研修管理委員長からのあいさつ


研修医、指導医の先生方と(右後方)
(外科手技スキルアップセミナー開催時)

 皆さん、こんにちは。医療教育支援室の成島と申します。この春、多くの医療職の方々を病院に迎え入れることができましたこと、大変喜ばしく思っております。その中には、初めて医師としてこの病院に飛び込んできた臨床研修医(初期研修医)24名がおります。臨床研修制度がスタートしたのは2004年4月ですから、早いもので今年で15年目を迎えました。当院の開設が2001年4月ですから、ほぼ同じ歴史を積み重ねてきたことになります。「研修医」という言葉も、既に世の中で認知されたものとなってきました。

 医師としてのスタートを切った若者たちをどのように育てていくのか、そこには多くの方々の関わりや大変な労力と時間を費やす必要があります。彼らがどのような学生生活を送ってきたのか、またどのような経歴を積んできたのかはわからないことも多いのですが、そこには一つの基準があります。ディプロマ・ポリシー(卒業時の達成目標)というものがそれに当たりますが、昭和大学医学部では、次のような項目を掲げています。

 堅苦しい言葉ではありますが、彼らがこれらを身につけているのか、真価を問われるのはまさにこれからということです。昨今、「医療安全」という言葉もよく耳にされるかと思いますが、「安心」と「安全」では示す内容も異なります。「安心」は主観的、心理的なもので、100%を願うもの、「安全」は客観的、科学的で、統計的なものと言われます。医療の世界に限らず「失敗」は避けて通りたいもの、として取り扱われますが、医療を行う上で100%の「成功」は至難の業であることも事実です。

 iPS細胞研究でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授は、その講演の中で「Vision & Hard Work」という言葉をよく使われますが、その一方で「若いうちはどんどん失敗しなさい」とも仰っています。「失敗」が許されない中で、いかに自らの能力を高めていくか。本人同様、指導者としても悩みは尽きませんが、彼らにはそんな場面で是非思い出して欲しい、こんな言葉を贈りたいと思います。

 私たちは、そんな心持を持った医師・医療人に育っていってほしいと願っています。1 on 1はその名の通り、学ぶものと指導する者とが定期的に行う1対1のミーティングのことを指しますが、単なる「縦の関係」から、「クリエイティブ・ペア」、創造する関係、を築いたスタッフの方々が病院のあちこちで見られるようになることを楽しみにしております。現在医学生である皆さんも我々の仲間となり、共に学び、自らのキャリアを積み上げていきませんか。では、お会いできることを楽しみにしております。

2019年4月吉日

昭和大学横浜市北部病院
研修管理委員長

成島 道昭

昭和大学横浜市北部病院臨床研修(初期研修)

昭和大学横浜市北部病院臨床研修プログラムについて【PDF:522KB】

「平成31年度採用者向け」を記載しています。平成32年度以降については今後適宜改訂していく予定です。

診療科一覧について

http://www.showa-u.ac.jp/SUHY/department/list/index.html

説明会日程について

平成31年度採用者向け説明会は終了しました。

昭和大学医学部卒後臨床研修センター

 昭和大学では、臨床研修の基本理念である「幅広い基本的臨床能力(知識・技術・態度・情報収集力・総合判断能力)を身につけ、医師としての人格を涵養すること」に従い、医学部附属の7病院が協力して研修を実施します。

 研修科目は厚生労働省から定められている必修科目(内科6か月、救急部門3か月、地域医療1か月)、選択必修科目(外科、麻酔科、小児科、産婦人科、精神科の中から2科目選択)、主に2年目より、複数の選択科を研修することにより、研修医が積極的に研修に取り組めるようにしました。

 選択必修科目で不充分だと思われる研修の充実を図るために、2年次選択科目を長期間設定することで、厚生労働省の要求する到達目標達成に必要な研修を補うことを可能にしました。

 また、到達目標を達成できると判断した研修医は専門医・総合医を目指すための研修科を選択することも可能にしています。

 なお、1年次は原則採用病院にて必修科、選択必修科の研修を行い、2年次には希望により複数の研修協力病院で研修を行うことができます。(受入可能診療科に限り、特定の科に希望が集中した場合、希望病院・研修科で研修できない場合があります。)

昭和大学医学部卒後臨床研修センター
電話   03-3784-8299
E-mail  m-kenshui@ofc.showa-u.ac.jp
昭和大学臨床研修ページ  http://www10.showa-u.ac.jp/~kenshui/index.htm