歯学部学生諸君へ

 

学生諸君には3年生の前期に「放射線と画像」というユニットでお会いすることになります。そこでは歯科医師として将来、歯科診療を適切に行うために必要な放射線に関する基本的な知識を身につけることを目標としています。詳しくはシラバスをご覧ください。また統合科目の「口腔顎顔面の疾患」において画像診断の一部、「口腔顎顔面の構造・機能」においては画像解剖の授業があります。これらも合わせて3年生の終了までに身につけてください。いずれも基本的な事項について授業します。さらに発展的な学習を希望する学生は担当教員に相談して下さい。

 

4年前期にはコース「口腔診察診断技法」のなかに、ユニット「放射線と画像実習」があります。ここでは口内法写真とパノラマX線写真について、その取り扱いおよび画像の観察法と正常解剖、さらに基本的な所見の読み方とその結果の患者さまへの説明の仕方を学びます。いずれも実習を通じて身につけます。

 

5年生になると、いよいよ臨床実習です。「共同診療室」では指導医のもとで、院内生として、みずから診療に参加します。診療の中でX線検査が必要になったら、患者さまにそのことを説明し、患者さまの了解をとった上で検査を実行します。撮影は患者さまに付き添って1階の放射線科に来て、放射線科の指導医のもとで撮影を行い、X線写真の読影を行います。

放射線科にはローテーションとして、1週間づつ、全実習期間を通じて2回まわります。ここでは口内法撮影とパノラマ撮影の技術を徹底的に修得し、上手になることを求めます。X線撮影は歯科医師として最も日常的に利用する技術の一つであること、撮影の失敗は患者に無用な被曝を引き起こすことになるからです。同時に画像の読み方を、症例を通じて学びます。これには日常的に頻繁に出会う疾患から、稀な疾患までを網羅することにしています。さらにX線関連の安全管理も実習します。

 

6年生になると選択実習となります。ここでは臨床実習では到達できなかった進んだ内容を学びます。小児や高齢者への対応、種々な画像検査法(CTMRI・超音波)の実施と3次元等の画像作成、そして報告書の作成について、診療科の一員として参加し、学びます。希望によりデジタル画像についてもその画像処理を含めて深く学ぶことができます。なお、外国の歯科放射線科施設との協力下での実習も可能です。欧州ではイエテボリ(スエーデン)、オスロ(ノルウエー)、オーフス(デンマーク)、アムステルダム(オランダ)、米国ではUCLA、アジアでは北京大学、香港大学、チェンマイ大学(タイ)などが可能です。ご相談ください。