専門診外来(末梢神経診)

末梢神経診

【末梢神経診察班】

 末梢神経診察班は、平成12年(2001年)からスタートしました。原 徹也(昭和大学顧問)、稲垣克記准教授が担当し、教室の医局員が交替支援して診察にあたっております。

 上肢、下肢の神経障害は、外傷・炎症・腫瘍・周辺組織の異常による圧迫などの原因で発症しますが、多くの場合、原因が不明の場合が少なくありません。原因を探求し、障害の程度を臨床的に、電気生理学的(筋電図、神経伝導速度の測定など)検査により判断し、治療方針を決定します。

 外傷による神経幹の断裂では、神経縫合、神経移植などの手術的修復が必要となります。また、直接神経修復手術が困難な場合は、腱移行術、関節固定術などの機能再建手術が適応となります。

 手術的治療の対象とならない、軽度の牽引損傷、圧迫、打撲などによる外傷などの連続性を有する神経麻痺の診断も大切です。積極的待機を行うのは仲々勇気が必要ですが、このような症例に適切な治療方針を確立し、患者さんへの待機指導を行っております。

 一方、絞拒性神経障害(手根管症候群、遅発性尺骨神経麻痺など)では多くは手術的治療法を要します。筋電図、神経伝導速度などの検査と精密な臨床検査を行い、治療の選択を行います。

 サードマン・オピニオンを求めに来院される方もおられますが、患者さんのために、より良い情報をお伝えするように努力しております。