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カリキュラム

平成20年度 薬学的臨床研究スキルアップコース/地域・病院コースの開講について

昭和大学大学院薬学研究科の薬学部6年制教育施行後の大学院教育カリキュラム構築に向けて、薬学的臨床研究スキルアップコース及び薬学的臨床研究地域・病院コースを開講します。

薬学的臨床研究スキルアップコース

薬学的臨床研究地域・病院コース

平成19年度 薬学的臨床研究スキルアップコースの開講について

昭和大学大学院薬学研究科の薬学部6年制教育施行後の大学院教育カリキュラム構築に向けて、薬学的臨床研究スキルアップコースを開講します。本年度3科目だけの部分開講とし、来年度にはさらにコース全体の開講を実施する予定としております。

薬学的臨床研究スキルアップコース

  • 臨床研究のための情報リテラシー
  • 医療の経済評価入門
  • 薬剤疫学の活用法
  • 治験デザイン入門
  • 医療行政の改革を目指して
  • アドバンスト医療薬学英語l・ll

この教育プログラムでは、現在の博士前期1-2年次に「薬学的臨床研究スキルアップコース」を導入します。
 ここでは薬学的臨床研究の方法、すなわちデータの読み方と解析の仕方、プレゼンテーション、英語のスキルを含めて、臨床研究マインドの基礎を養うものです。すべての科目はPBL中心の参加型学習とします。
 博士前期2年次から博士後期1年次にかけて「薬学的臨床研究病院コース」、「薬学的臨床研究地域コース」のいずれかを選択履修します。博士後期1年次までのこれらの経験をもとに、博士後期2-3年次でさらに個別の研究テーマを掘り下げて、オリジナルな薬学的臨床研究を推進させるものです。

 平成19年度、1-2月に、「医療の経済評価入門」、「薬剤疫学の活用法」、「アドバンスト医療薬学英語l」の3科目を開講し、このプログラムを始動させることになりました。これらの科目の学習内容は、以下の通りです。

♣薬学的臨床研究スキルアップコース

「医療の経済評価入門」担当:亀井美和子

学習目標
一般目標(GIO)

医療資源の有効かつ公平な利用の必要性を認識し、効率的な配分について提案できるようになるために、薬物治療を経済的に評価する基本的知識、技能、態度を修得する。

到達目標
  1. 医療費の現状と問題点を討議する。(態度)
  2. 医療経済の中の、薬剤経済の位置づけを説明できる。(知識)
  3. 経済的感覚を持って医療資源の有効利用について討議する。(態度)
  4. 諸外国における医療への薬剤経済分析の適用状況を概説できる。(知識)
  5. 意思決定者(政策担当者、保険者、医療機関、患者など)の立場による価値の違いを説明できる。(知識)
  6. 薬物治療の経済評価に用いる臨床データを列挙できる。(知識)
  7. 薬物治療の経済評価に用いる費用を列挙できる。(知識)
  8. 効用値とは何かを説明できる。(知識)
  9. 効用値の代表的な測定方法を説明できる。(知識)
  10. 薬剤経済分析の代表的な手法について説明できる。(知識)
  11. 経済評価モデル作成の代表的な手法について説明できる。(知識)
  12. 臨床試験に基づく経済評価モデルを作成できる。(技能)
  13. 費用-効果分析を用いて費用効果比を算出できる。(技能)
  14. 費用-効用分析を用いて費用効果比を算出できる。(技能)
  15. 薬物治療の特性に応じて、用いるべき薬剤経済分析手法を選択できる。(技能)
開講日
実施年月日場所
H20.2.4
13:00〜16:10
大学院セミナー室/1号館PBLルーム
H20.2.5
13:00〜16:10
大学院セミナー室/1号館PBLルーム
H20.2.14
13:00〜16:10
2号館第5講義室/1号館PBLルーム
H20.2.18
13:00〜16:10
大学院セミナー室/1号館PBLルーム

♣薬学的臨床研究スキルアップコース

薬剤疫学の活用法担当:木内祐二、向後麻里、栗原竜也

学習目標
一般目標(GIO)

科学的根拠のある医療により、患者および来局者の健康回復、維持、向上を支援出来るようになるために、医薬品などの臨床効果を適切に収集、評価し、妥当な情報を提供および提案するための知識、技能、態度を修得する。

到達目標(SBOs)
  1. EBMの基本概念と有用性について説明できる。
  2. EBM実践のプロセスを概説できる。
  3. △臨床研究法(ランダム化比較試験、コホート研究、症例対照研究など)の長所と短所を概説できる。
  4. △タアナリシスの概念を理解し、結果を評価できる。(知識・技能)
  5. 診療ガイドラインの概念を理解し、適切に活用できる
    (または、診療ガイドラインの概念を理解し、評価できる。博士課程学生参加時追加)
  6. △臨床適用上の効果指標(オッズ比、必要治療数、相対危険度など)について説明できる。
  7. △医学・薬学文献データベース検索におけるキーワード、シソーラスの重要性を理解し、適切に検索できる。(知識・技能)
  8. △医薬品などに関する論文を評価、要約し、臨床上の問題を解決するために必要な情報を提示できる。(知識・技能)
    検定、χ2検定、多変量解析など)を列挙し、それぞれを適用できるデータの特性を説明し、実施できる。(知識・技能)
  9. △基本的な生存時間解析法(Kaplan-Meier 曲線など)の特徴を説明できる。
  10. 患者・来局者の問題を解決するのに妥当な科学的根拠のある資料を選択できる。(知識・技能)
  11. 患者・来局者の健康管理に最も適した医薬品・サプリメント・保健機能食品・漢方薬・生活改善薬を科学的根拠に基づいて提案できる。(知識・技能・態度)
開講日
実施年月日場所
H20.2.6
13:00〜16:10
大学院セミナー室/1号館PBLルーム
H20.2.8
13:00〜16:10
大学院セミナー室/1号館PBLルーム
H20.2.13
15:00〜18:10
2号館第5講義室/1号館PBLルーム
H20.2.20
13:00〜16:10
大学院セミナー室/1号館PBLルーム

♣薬学的臨床研究スキルアップコース

治験デザイン入門担当:本田 一男、飯泉 祐一、橋本 光正

教育習目標

医薬品研究開発の流れをシュミレーションするとともに、特に臨床試験(治験)について学習する。 新規医薬品の研究・開発をPBL型で学習する。治験薬の第一相試験を自分でデザインしたり、第二相試験以降のモニタリングを仮想経験する。実践的知識の修得により 社会での即戦力を目指す。

講義の内容

医薬品の研究・開発過程における理論と実践を解説する。 健常人での第一相試験についてバイタルサインを中心に安全性を重視した臨床計画を立案する。実際に第一相試験実施機関を見学し、できれば仮想体験する。第二相試験以降の試験内容を概説して、その後モニタリングを仮想体験する。製薬会社の開発、CROに就職希望の方は特に受講を勧める。

開講日
回数実施年月日項目担当教員
内容
1H20.5.14医療研究開発の概要本田
  1. 講義 医薬品の研究・開発過程
  2. PBL グループ編成
2H20.5.21前臨床試験と第一相試験本田
  1. 講義 前臨床試験と第一相試験の安全性・薬物動態
  2. PBL グループ課題設定
3H20.5.28臨床試験の概要本田
橋本
  1. 講義 臨床試験の目的と種類
  2. PBL グループ討議
4H20.6.4グループ討議本田
橋本
PBL 第一相試験についてバイタルサインを中心に安全性を重視した臨床計画を立案する。
5H20.6.11中間発表本田
飯泉
PBL グループ討議のまとめ
6H20.6.18第一相試験本田
飯泉
第一相試験実施機関見学
7H20.6.25第二相試験飯泉
第二相試験の実施例
8H20.7.2モニタリング本田
飯泉
SMOを見学しながらモニタリングの実際を学ぶ
9H20.7.9まとめ本田
橋本
グループ課題の臨床計画の発表

♣薬学的臨床研究スキルアップコース

アドバンスト医療薬学英語 l担当:佐藤均

学習目標
一般目標(GIO)

医療現場で適切に英語で対応し、将来自ら進んで英語による情報を発信できるようになるために、医療英語の専門的知識と技能を修得し、自ら学習する習慣を身につける。

到達目標(SBOs)
【読む】
  1. 医療現場でよく用いられる英単語の意味を説明することができる。(知識・技能)
  2. 医療薬学に関連する専門的な英文(添付文書、トピックス、学術論文など)を、情報の種類や状況に応じた読み方で読むことができる。(知識・技能)
【書く】
  1. 医療現場でよく用いられる専門用語を正確に英訳できる。(知識・技能)
  2. 医療薬学に関連する専門的な文章を英語で記述できる。(知識・技能)
【聞く・話す】
  1. 医療薬学に関連する情報を英語で聞きとることができる。(知識・技能)
  2. 医療薬学に関連する情報を英語により口頭で提供できる。(知識・技能)
【総合演習】
  1. 医療現場において、患者および医療従事者との間で想定される英会話を行うことができる。(知識・技能・態度)
開講日
実施年月日場所
H20.1.28
13:00〜16:10
大学院セミナー室/
H20.2.8
13:00〜16:10
大学院セミナー室/
H20.2.15
13:00〜16:10
2号館第5講義室/1号館PBLルーム
H20.2.22
13:00〜16:10
大学院セミナー室/1号館PBLルーム

♣薬学的臨床研究地域・病院コース

病院での治験:現状と将来担当:増田豊、亀井大輔

教育習目標

医療チームの一員である薬剤師が,質の高い臨床試験に参加するために,臨床試験の仕組みを理解して,実施に必要な知識や倫理を学び,プロトコールの作成に挑戦する。

開講日
回数実施年月日項目担当教員
内容
1,2H20.12.15
13:00〜16:00
臨床試験と治験南 秀尚 先生
(久光製薬臨床開発部)
医薬品開発と治験
3H20.12.16
14:30〜16:00
臨床研究と倫理内田 英二 先生
(昭和大学医学部)
その歴史と現状
4,5H20.12.18
13:00〜16:00
医薬品の臨床試験実施基準(GCP)、臨床試験を支援する職業長谷川 昌彦 先生
(日本臓器製薬開発本部)
GCPとは、GCPの位置づけと読み方、コーディネーター、モニタリングと監査
6,7H20.12.19
13:00〜16:00
プロトコール作成増田 豊
亀井 大輔
治験概要の作成
8H20.12.22
13:00〜14:00
発表と討論本田
飯泉