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ご挨拶GREETING

活動報告写真
新生児から15歳までのお子さんを中心として、 ご両親・患者さんの立場に立ったうえで高度医療を推進し、安心の医療を目指しています。


主任教授 渡井 有


ご挨拶

 現在、小児外科に関わらず外科領域では整容性を重視した低侵襲手術・腹腔鏡手術が当然の治療手段となり大きな選択枝のひとつになっています。われわれも鼡径ヘルニア、急性虫垂炎をはじめヒルシュスプルング病、直腸肛門奇形、胃食道逆流症手術など以前は開腹にて行ってきた手術も腹腔鏡下で標準術式として行っています。

 また新生児の手術では症例によっては腹腔鏡も併用しますが、新生児では臓器の固定が緩いために腹腔鏡を用いなくともお臍を傷が残らないように手術ができるようになっています。

 ただ、小児の場合にはひとりひとりの病気そのものが若干異なるためすべてのお子さんに標準化された手術があうとは限りません。当科では安全を確保し、低侵襲でかつ根治性を落とさないひとりひとりに合った治療・手術を心掛けています。

 また小児医療を行う上で、最も重要なことは新生児科・小児科・産科の医師との連携で特に出生前診断がされたお子さんではそのチーム力がお子さんの短期的・長期的な予後を左右する場合もあります。昭和大学病院小児外科では新生児科・小児科・産科との密な連携によりチーム医療を実践しており、地域の小児医療に貢献すべくより一層努力していく所存です。

昭和大学医学部外科学講座小児外科学部門の沿革

 小児外科の母体である昭和大学医学部外科は1930年故石井吉五郎教授のもとに創設されました。その後1957年故村上忠重教授が第一外科を主宰し、1961年に故石井淳一教授が第二外科を創設しました。その一部門として、入江邦夫助教授を迎え、腎班と小児班が誕生したのが1964年で、ちょうど日本小児外科学会の発足時期と一致しています。その後、故村上忠重教授の転任に伴い、故石井淳一教授が2つの外科を統合し、1967年に昭和大学医学部外科学教室となりました。この教室は、一般消化器外科、胸部心臓血管外科、脳神経外科、腎臓外科、そして小児外科と多岐にわたりますが、診療、教育、研究面で最高の外科的素養を高めるべく体制がとられ、外科学の教科書そのものでした。

 小児外科専従医による診療体制がとられるようになったのは1970年で、岡松孝男前小児外科教授が講師に就任した頃です。当時は、今のような独立した小児外科看護体制はなく、小児病棟の片隅で数床のベッドを借りながらの診療でした。その後、1981年に現入院棟が開設され、年間30例以上の新生児外科症例を取り扱うほどに成長しました。1982年に日本小児外科学会認定施設となり、1987年には小児外科が診療科として認められ、岡松孝男前小児外科教授がその初代診療科長となりました。

 1988年の全国調査によると、当科の新生児外科症例の手術死亡率は8.7%で、全国平均15.6%を大きく下回っていました。また、このように多くの症例数がある施設は全国でも少なく、大学病院の中ではベスト5に入りました。1995年にはこれらの実績により、第31回日本新生児学会を主催することができました。


 このような伝統と実績をより発展、専門分化させるため岡松孝男前小児外科教授の後任として、2004年からは土岐 彰教授を迎えて再出発致しました。

昭和大学医学部外科学講座小児外科学部門

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