リハビリテーションとは

 

 

 リハビリテーションとは運動訓練のことであると誤解されやすいのですが、語源をひもとくと『re-再び(接続語)』、『habills』ラテン語で「適する」の意、『-ation」~こと(接尾辞)、「再び適すること」という意味があります。

 

 リハビリテーション科は、種々の疾患により障害を負った方々が「再び適する状態に戻る」ことに医学的な技術でお手伝いさせていただく科なのです。  最近の医療は高度な最新医療を提供するために臓器別に細分化される傾向にあります。専門的な急性期の治療を行うのに効率がよいからです。しかし、このような臓器別専門的治療が終了しても「再び適する状態に戻れない」患者さんも多くいらっしゃいます。脳卒中などの中枢神経麻痺や言語障害等の後遺症のある方、嚥下に問題のある方、トイレが自立できない方、長期臥床により筋力・体力が低下してしまった方たちなどです。これらの方々は、病院から「病気・ケガの治療は終わりました」言われるのですが、障害を背負ってしまったために日常生活動作に多くの介助を必要とし、自宅や学校、職場に復帰できない状況にあります。

 

 その場合、「再び適する状態に戻す」ためには、運動器・中枢神経・咽喉頭器官・泌尿器・呼吸循環器などの臓器の枠を越えた診療が必要になり、それは医師のみならず、看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・メディカルソーシャルワーカー・薬剤師・栄養士など職種の枠を越えたチームアプローチが重要となります。リハビリテーション科は一般的総合診療・運動訓練・日常生活動作訓練・言語訓練はもちろんのこと、住環境整備指導・栄養摂食指導・服薬指導・福祉サービス調整にいたるまで、「再び適する状態に戻っていただく」をキーワードに診療しています。