卒後教育
現代の医療は細分化、複雑化を極め、診療科は臓器別・手段別に細かく分類されています。知識・技術の専門化により、大きな病院では高度な医療が提供できるようになりました。しかし逆に、疾患に横断的な対応ができる医師が減少しているもの事実です。リハビリテーションの臨床は臓器・手段にこだわらず、患者さんをre-再び、habilitaiton-適するところに返すこと、を目的とする総合診療であります。その目的を達成するためには、医師として武器となる知識・技術をどのくらい持ち合わせているかがカギになります。我々は個の力を高めると同時に、さまざまなsubspecialtyをもった医師をそろえ、教室としての総合力を高める努力しています。
医療の「入り口」と「出口」には細分化は必要なく、臓器を限定しない広い間口を用意しなければ、患者さんの流れが滞ってしまいます。近年、救急医療・プライマリケアの充実が急務とされ「入り口」ばかりが注目を集めていますが、同様に医療から卒業し再び適するところに戻すことを専門とする医師の不足が問題になっているのです。この分野で活躍できるgeneralistの育成をすることが、我々教室の任務なのです。
一般内科学診療、保存的整形外科学的療法、小児障害児診療、呼吸循環器障害診療について、急性期・回復期のリハビリテーションの手法を通して指導しています。subspecialtyとしての診療技術は、専門科専門施設に年単位での出向研修を行っています。
卒前教育
リハビリテーション医学に関する医学部学生の系統講義、臨床実習はもちろん、コアカリキュラムの中での神経学的診察には力を入れています。また患者さんが生活していくために必要不可欠な福祉制度について、臨床の中で教育することが当教室の特徴のひとつです。
コメディカル教育
当教室は診療科として独立直後よりコメディカル教育にも力を入れてきました。保健医療学部・付属看護専門学校での教育はもちろん、地域で働くコメディカル向けの公開講座などの活動も盛んです(横浜北部リハビリテーションネットワーク勉強会)。本院のある品川区では目黒区・大田区のコメディカルと定期的な「地域リハビリテーション懇談会」を開き、地域で働くコメディカルとの連携・地域リハビリテーションの推進とともに、多くの勉強会を重ねてきました。チーム医療がベースになっているリハビリテーション医学ですから多職種と共に学んでいく姿勢を大事にしています。







