研究

 

 当教室における研究のテーマは、『くらし』です。
 「病気や外傷で、障害をもった患者さんが、障害を持ちながらも生活を再構築し、より良い生活を送れるために私たちは何が出来るのか…」これが私たちの研究の源流です。したがって、臨床現場の中で出会う一つ一つの疑問が、患者さんを前に常日頃考えているすべての事が、研究テーマとなります。ですから、日常診療の中に研究テーマが転がっていると言っても過言ではありません。

 

当教室では現在、主に以下の研究を幹としており、現在進行中です。

 

 『障害者の日常生活活動量に関する研究』では、現在までに脳卒中片麻痺患者さんやポリオ罹患患者さんの日常生活の活動量について様々な方向性から研究を重ね、一定の成果をあげております。現在は、長期的な障害者の活動量(年単位)や新しい訓練プログラム(『身近でリハ』)による効果、メタボリックシンドロームと障害者の活動量との関連性などについて研究を行っております。

 

 リハビリテーションの研究は、人に対する介入研究が主体となりますから、実験室などで行う試験管試薬で行う実験や実験動物を対象とした研究とはだいぶ雰囲気が異なります。患者さんへ直接関わり合いを持ちながら研究を進めていくため、倫理面や個人情報の取り扱いに十分に注意をしながら、『昭和大学の医の倫理委員会』の承認を受け、臨床研究指針を遵守して行っております。しかし、何もかしこまって行っているわけではありません。患者さんからの色々な経験談を聞きながら、患者さんと和気あいあい触れ合いながら研究を進めております。このように人との触れ合いの中で研究が進められるのも、リハビリテーション医学の良いところかもしれません。

 

 昭和大学リハビリテーション医学教室の研究は、常に臨床に役立ち、常に患者さんに役立つ研究であることを目標に行っております。是非、ご興味のある方は、見学にいらしてください。