水剤瓶に1回に服用する全部の薬(錠剤も散剤も一緒に)と約55℃の温湯20mLを入れてかき混ぜ、約10分間自然放置します。水剤瓶の蓋は注入器が接続できるBaxa社のものを使用していますので、蓋に注入器を接続して薬が懸濁した液を吸い取りチューブに注入します。注入器の接合部は注射器先端と同じ経のチューブとは直接接合できないので、誤接続が防止できます。注入した後、チューブを適量の水で洗い流します。
このように経管投与に液洩れや取り残しの少ない容器を使用して投与する方法を
倉田式経管投薬法と言います。
倉田式経管投薬法
水剤瓶の利用
- 1回分の薬を水剤瓶に全部入れ、55℃の温湯20mLを入れて10分放置後、蓋に注入器を装着して薬液を吸い取る。
注入器の利用
- 60mLの注入器を崩壊用の容器として使用する。
けんだくんの利用
誤接続防止用の注入器が使用できる。