嚥下障害のある患者さんへの服薬支援 簡易懸濁法

簡易懸濁法とは

従来の粉砕法は慣例化しているため、今まで「錠剤のまま水に入れる」という視点の違った見方をすることがほとんどありませんでしたが、簡易懸濁法は「つぶし」の処方であっても錠剤をつぶしたりカプセルを開封したりしないで、投与時に錠剤・カプセル剤をそのまま水に入れて崩壊・懸濁させる方法です。
カプセルを溶解させるために約55℃の温湯に入れて自然放冷します。水に入れて崩壊しない錠剤の場合、コーティングを破壊(フィルムに亀裂を入れて)して水に懸濁・崩壊しやすくします。

簡易懸濁法

簡易懸濁法による錠剤・カプセル崩壊映像

錠剤・カプセル剤がすぐに崩壊する様子をご覧下さい。

対策2  錠剤例

薬品が疎水性で水に懸濁しない動画

ジゴシン錠

2分程度で崩壊・懸濁します。
シロップの場合、冷蔵庫から出さないといけない、秤取量ミスの可能性がある、最後になると液量が不足する、投与忘れがあるなどから、シロップ剤より錠剤の方が投薬上、便利です。

画像をクリックすると詳細のムービーがご覧いただけます。Windows Media Player(音声付)

mp4動画 再生時間1分19秒(再生されない場合は別のWebブラウザに変更してみて下さい)

薬品が疎水性で水に懸濁しない動画

ドンペリドン錠10mg「EMEC」

すぐに崩壊・懸濁する湿製錠・ 口腔内崩壊錠は簡易懸濁法に適した剤形です。

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mp4動画 再生時間1分(再生されない場合は別のWebブラウザに変更してみて下さい)

対策2  カプセル例

薬品が疎水性で水に懸濁しない動画

ユベラNカプセル

ユベラNカプセルに限らずほとんどすべてのカプセル剤は脱カプセルしなくても約55℃のお湯に入れると、カプセルが溶解し、問題なく経管投与できます。

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mp4動画 再生時間1分41秒(再生されない場合は別のWebブラウザに変更してみて下さい)

簡易懸濁法に必要な情報

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