嚥下障害のある患者さんへの服薬支援 簡易懸濁法

当院における調剤法

簡易懸濁法における調剤方法の例

実際の調剤においてはまず、経管投与可能薬品一覧表を参照して、そのまま調剤するか、フィルムの破壊が必要かを調べ以下のように調剤します。そして薬袋に「投与時、温湯(約55℃)に崩壊する」旨を記載しています。

調剤の流れ(例)

つぶしの処方を受けたら投与方法(経口か経管か)を確認し、経管なら何フレンチのチューブを使用しているかを確認します。
経管投与である場合は、今までの粉砕法なら、粉砕ができるかどうかのチェックを行っていましたが、簡易懸濁法の場合は、経管投与ハンドブックを見て水に崩壊するかしないかのチェックを行います。もし崩壊懸濁しない薬品が処方されていれば、Drに同一薬効で崩壊・懸濁する薬品への処方変更を依頼しています。
そして調剤後、倉田式経管投薬法で用いる経管投薬セットを薬に添付し、病棟へ払い出します。

「つぶしの指示がある処方箋を受け付けたら」

投与法の確認 ==> 経管投与 or 経口投与

経管投与であったなら

チューブの太さを確認
経管投与ハンドブック参照 ==> 水に崩壊懸濁するかチューブを通過するかのチェック

崩壊・懸濁しなければ

同一薬効で崩壊・懸濁する薬品への変更確認

調剤後、経管投薬セットを薬に添付する

次回処方箋

次回処方箋

次回処方箋には、薬品名の下に
「水で崩壊」または「砕いて崩壊」と記入されます。

倉田式経管投薬法とは

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