病院概要と研修について

 臨床研修は学生実習とは異なり、まさにon the job training(OJT) 毎日が自らを鍛える場です。しかし、ただ数多くの経験を積むというだけでは、なかなか医療のプロには近づけません。医学教育的な考え方からすれば、目標を立て、方略を練り、行動そして評価を受ける、このようなプロセスを繰り返しながら、問題の設定力や解決力が備わっていくのでしょう。また、とかく専門的な知識・技術の習得に目が奪われがちですが、医師としてのプロフェッショナリズムを考える上で重要な人間性、利他主義といった資質の涵養も必然であり、医系総合大学としての昭和大学が掲げるコンピテンシーがそこにはあります。患者さんの視点に立った安全、安心な医療をいかに提供できるかが問われる訳です。
 これに近づくために当院がどのような研修を実施しているか、このページで少しでも皆さんに伝わればと思います。

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昭和大学横浜市北部病院臨床研修(初期研修)

2023年度臨床研修プログラム基本【PDF:145KB】

2023年度臨床研修プログラム小児産婦【PDF:142KB】

令和5年度採用者向け

診療科一覧について

http://www.showa-u.ac.jp/SUHY/department/list/index.html

昭和大学医師臨床研修センター

 医師が能力を磨く上で最も重要な時期は、言うまでもなく医学部を卒業し医師となってからの数年です。誰もが優れた医師になりたいと願っていることでしょう。優れた医師になるには絶対に必要な条件があります。それは、教育的な指導者につき、レベルの高い仲間と切磋琢磨し、多くの症例を経験することです。つまり、医師としての能力は、先天的な頭の良さというより、環境に大きく左右されるのです。幸い、環境は自分で選択することができます。

 昭和大学は、昭和大学病院、藤が丘病院、横浜市北部病院、江東豊洲病院を含む7病院を擁し、多彩で充分な症 例数を経験できる環境にあります。指導医の数は500名を超え、世界有数の臨床医から身近な若手の先輩まで、必ずやあなたの医師としての人生の道しるべとなるロールモデルが見つかることでしょう。昭和大学医学部では2020年度 から、新カリキュラムを導入しています。1年生から診療の基本的手技を学び、2年生から毎週1日、病院のすべての科において臨床実習をします。4~6年生のスチューデント・ドクターは、1カ月以上の期間、診療参加型臨床実習をします。みなさんはこれから研修医として学ぶ立場にありますが同時に、先達として医学生を教え導く義務があります。

 昭和大学は、建学の精神である「至誠一貫」の心を90年余にわたり大切にしています。昭和大学を卒業した医師は、 全員が大学一年生の時に全寮制の生活で、一部屋に医学部、歯学部、薬学部、保健医療学部の学生と、文字通り寝 食を共に過ごします。その経験から、自分と異なる立場の人間を尊重し、医療従事者として対等に切磋琢磨して6年間を過ごします。仲が良く、ひとを非難することなく温かく接する昭和大学の校風は医師となってからも引き継がれていきます。たとえあなたが他学の卒業生であっても、同窓生と変わらず受け入れられ、きっと厳しくも心地よい修練の日々をもたらしてくれることでしょう。

 これを読んで頂いた方全員が、教育的な師匠や良い仲間に恵まれ、臨床研修医として充実した研鑽が積めることを心から祈念しています。

昭和大学医学部卒後臨床研修センター
電話   03-3784-8299
E-mail  m-kenshui@ofc.showa-u.ac.jp
昭和大学臨床研修ページ  https://www.showa-u.ac.jp/PCTC/form/visiting.html