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昭和大学医学部リハビリテーション医学講座

先輩方からのメッセージmessage from ob og

初期研修の中で気づいたこと
〜患者さんとしっかり向き合うために〜

1.出身大学

山梨大学

2.研修病院等

横浜労災病院

3.なぜリハ科を選択したのか?

 学生時代、研修医1年目までは内科に進もうと考えていました。しかし、急性期病院での初期臨床研修(特に救急外来)での目まぐるしく動き続ける日々を過ごしていると、急性期では十分に患者さんと向き合って話すことができていないと感じてしまいました。もっと患者さんのことを深くみられる科にしたいと考え、この科を選びました。

4.なぜ昭和大学リハ科を選択したのか?

昭和大学は附属の回復期リハビリテーション病棟があります。リハビリテーションの基本は回復期で学ぶことができると思い、昭和大学を選びました。また、大きすぎる医局ではないので、上級医からの指導を受けやすいと思ったのも理由の1つです。(実際教授にも相談させていただくことはよくあります。) 

5.実際に働いてみての感想

意外と忙しいこともありますが、患者さんとしっかり向き合って話すことができるという点では、他の内科系の診療科とは一線を画していると思います。特に回復期は数ヶ月単位で入院するので、急性期では見えてこなかった患者さんの生活を感じることができるのが楽しいです。深く関わるからこそ難しいことも多く、それがやりがいでもあると感じつつも悩み続ける日々です。 

6.1週間のスケジュール

午前 教授回診・VF 病棟 病棟 カンファレンス・VF 外勤
午後 嚥下カンファ、装具診 病棟 リハ前診察 装具診 外勤

時間のある時は教授の外来見学をさせてもらい、ボトックスのお手伝いをすることもあります。


7. 今伝えたいメッセージを自由にどうぞ

リハビリテーション科は医師だけではなく、看護師、療法士、ソーシャルワーカーなど、多くの人と関わって診療を行う必要があります。患者さん自身も含め、多くの人とコミュニケーションを取って診療するというのは難しくもあり、楽しくもあります。人とコミュニケーションを取るのが好きな人に向いている科だな、と個人的には感じています。リハ科に進むかどうか迷っている方はぜひ見学にいらしてください。他科とは違う雰囲気を感じていただけると思います。


研修医からの直接入局
〜障害を持った人が少しでも安心して暮らせるように〜

1.出身大学

島根大学

2.研修病院等

岐阜県の研修プログラム

3.なぜリハ科を選択したのか?

以前薬剤師として働いていましたが在宅診療に関わり、脳卒中や骨折等で寝たきりになった方たちを見る機会が多くありました。障害を持った人たちに寄り添って、QOLの向上に関わりたいと考えてリハビリテーション科に興味を持ちました。 

4.なぜ昭和大リハ科を選択したの?

大学病院では珍しく回復期病棟を持つため、主治医として患者さんとかかわることが出来ることに魅力を感じました。また、見学した時に教授が優しかったのも魅力的でした。

5.実際に働いてみての感想

働いているスタッフはみなさん親切で医局の雰囲気も良く、また転科の先生も多いので困ったことがあればすぐに相談することが出来ます。病棟管理、装具診察、嚥下検査等多くのことに関わることができ充実しています。外勤では訪問診療を行っているため担当した患者さんが自宅に退院した後も引き続きかかわれることをとても魅力に感じています。

6.一週のスケジュール

  • 月 午前:教授回診・嚥下造影検査  午後:病棟業務
  • 火 隔週で病棟業務と訪問診療の外勤
  • 水 訪問診療の外勤
  • 木 午前:他職種とのカンファレンス・嚥下造影検査  午後:装具診察
  • 金 病棟業務
  • 土 午前:病棟業務  午後:休み
  • 日 休み

当直は月2回、当直明けは休み。

そのほかに外病院の当直外勤もあります。

7.今伝えたいメッセージを自由にどうぞ

同期入局は5人で専攻医の数も増えて勢いのある診療科です。 急性期病院のような展開の早さはありませんが、少しずつ患者さんが良くなっていくのを見ることができる魅力があります。 また、関連病院が近く引っ越しすることなくすべての研修を行うことができます。 少しでも興味のある方は一度見学にいらしてください。お待ちしております。


小児科からの転科・入局
〜もっとその人の生活に入り込んだ医療をしたい〜

1.出身大学

東京慈恵会医科大学

2.転科する前の科

小児科

3.なぜリハ科を選択したのか?

漠然と小児科を志望していた学生の時期に、慈恵医大のリハ科にたまたまクリクラで回る機会があり、
小児期から考えるハビリテーション/リハビリテーションの必要性を感じたのがきっかけです。
そこから進路はぶれることなく、初期研修ののち小児科で研修を終え、ようやく今、リハ科の門をたたくこととなりました。

4.なぜ昭和大学リハ科を選択したのか?

初期も後期もご縁がきっかけで研修をさせていただくことになり、
今回の昭和大学でのリハ科研修もご縁でした。
たまたま大学の学生時代からお世話になっていたリハ科の先生に誘っていただいた食事会で、昭和大学リハ科の
先生を紹介していただき、病院見学の機会をいただきました。いくつか他の病院も見学に行きましたが、
雰囲気がよく、何よりやりたいと思ったことを実現できると環境だと思ったことが一番の決め手です。

5.実際に働いてみての感想

一年目は急性期、二年目は回復期病棟で働かせていただいています。
急性期や回復期それぞれの状態での患者さんを診て、さらには外来で生活期を診られることはこの大学の強
みだということを実感しています。
出身大学やこれまでの経歴を気にすることなく平等にリハビリテーション医学
を学べることも非常にありがたい環境です。小児症例に関しては外来でフォローしている患者さんも多く、一般
小児では扱うことのなかった装具も同時に学ぶことができます。

6.1週間のスケジュール

                           
午前 教授回診・VF 病棟 病棟 カンファレンス・VF 外勤(療養) 病棟
午後 病棟/チームカンファレンス 病棟 病棟 装具診 外勤(療養) 休み

     

担当として患者さんを割り振られますが、チーム制なので、週一回のチームカンファレンス以外にも細かな内容 でも常に相談できる環境です。また、回復期病床は96床、2階と4階に位置しているため、比較的多職種とも密 に連携をとりやすい環境です。上記日程に加え、月に1-2回の病棟当番や当直があります。当直明けはコール 数によらず帰れます!

7.今伝えたいメッセージを自由にどうぞ

リハビリテーションの世界にはいってまだものすごく浅くてこんなことを言える立場ではないですがあえて言おう と思います。リハビリテーションのガイドラインは少なく、「エビデンスが高い」という議論が他の科と比較すると 少ないのが現状です。医学的にもまだ開拓余地のある領域だと感じます。多くの分野の先生方の経験と知識 をもとにリハビリテーション医学を盛り上げていきたいと意気込んでおりますので、是非一度見学にいらしてい ただければと思います。


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リハビリテーション医学講座

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