当放射線技術室は昭和52年に歯学部創設と同時に設置され、口腔・顎顔面領域に特化した検査をメンバー5名で担当しています。X線検査はデジタル化され、CTや歯科用コーンビームCTが頻用され、三次元的な検査を実施して患者さんへ安全・安心な先進的医療を提供しております。
昭和大学グループ病院内で、昭和大学に近い病院が、昭和大学歯科病院です。 場所は東急大井町線、北千束駅または東急目黒線の洗足駅より徒歩5分のところに位置しています
環状7号線沿いの地上6階地下2階の建物です。(大学病院から徒歩で20分) 口腔・顎顔面領域に特化した診療放射線技師が在籍する病院は全国で約36病院あります。そのうちの一つが昭和大学歯科病院であり、19の診療科を有する口腔・顎顔面領域の専門病院です。
画像診断に関する保有機器は、アナログ式口外汎用歯科X線診断装置7台(内2台移動型)、アナログ式歯科用パノラマX線診断装置2台、X線撮影装置1台、歯科専用CT装置2台、全身用X線CT装置1台、移動型デジタル式汎用一体型X線透視診断装置1台、回診用X線撮影装置1台となっています。特に歯科用CT装置は、口腔・顎顔面領域の硬組織に限局し、少ない被ばく線量で三次元の画像を得ることが可能な装置となっています。
放射線室に在籍する診療放射線技師は5名で、放射線や検査の説明、目的に応じた撮影、画像情報管理、三次元画像どの作成や読影の補助を行っています。
主な撮影として、口内法では歯牙をより詳しく見るデンタル撮影、口外法では、顎全体を見るパノラマ撮影や矯正診断に用いられる頭部X線規格撮影(セファログラフィー)があります。その他に、嚥下障害を評価する透視装置を用いた嚥下造影検査、多断面から顎骨と歯の関係を評価する歯科専用CT検査、腫瘍炎症の評価に使用される全身用CT造影検査、歯科用インプラントの術前評価に用いられるCT検査などがあります。
地域医療機関との連携もしており、院外の歯科医院から歯科専用CT検査、インプラント用CT検査、一般撮影(パノラマ撮影、デンタル撮影、頭部X線規格撮影等)の紹介受け入れも行っています。院内のフィルムレス化に伴い、デジタルデータでの画像提供を行っています。
患者さんには、昭和大学の理念である「至誠一貫」をモットーに日々研鑽を積み、安全かつ質の高い医療が提供できるよう一致団結して業務を遂行しています。
歯科病院の画像検査についてご質問等ありましたら、診療放射線技師が誠心誠意でお応えします。 お気軽のお声かけください。